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2012年7月九州北部豪雨災害(矢部川水系豪雨)

水害洪水害浸水害冠水害土砂害がけ崩れ害土石流害施設その他(施設)
福岡県 

2012年7月13日から14日にかけて、本州付近に停滞した梅雨前線に向かって南から非常に湿った空気が流れ込み、九州北部地方を中心に大雨となった。とくに、福岡県筑後地方の矢部川水系では、13日9時頃から強雨となり、いったん20時頃には止んだものの、翌日未明から12時頃まで3度にわたり強雨域が通過し、黒木(アメダス)では最大1時間雨量91.5㎜を含む集中豪雨に見舞われた。黒木の日降水量は13日119.5㎜、14日415.0㎜で、最大12時間降水量412.5㎜の再現確率(リターンピリオド)は502.8年と、きわめて稀な降水現象であった。14日の積算降水量の分布は、矢部川上流・中流と星野川、さらに東の筑後川水系の大山川までの東西40km、南北15kmで300㎜を超えており、卓越した西風により湿った気流が断続的に有明海から矢部川沿いに流れ込み、東西に細長い豪雨域が形成されたものと推察された。本豪雨により、矢部川では各地で外水・内水氾濫が発生し、家屋や農地の浸水被害が相次いで生じた。八女地方では、矢部川水系の河川沿いに位置する茶園や水田では浸水被害、中山間地に広がる茶園や棚田では斜面崩壊により大きな被害が発生した。

災害画像関連ワード:
九州北部豪雨 豪雨 洪水 浸水 冠水 土石流 斜面崩壊 

災害画像ID:30002579

耳納連山における斜面崩壊の状況

撮影日時 2012年7月23日
撮影場所 福岡県八女市

Yame-shi, Fukuoka

撮影者 山本 晴彦haruhiko YAMAMOTO
媒体資料 1.デジタルデータ 

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